#018 ばあちゃんからの手紙
今日家に帰ったら手紙が届いていた。
筆跡はお母さん、でも宛名はばあちゃんからになっていた。
英語で書かないけんのを考慮して、お母さんが代わりに書いてあげたみたい。
中身はもちろん、全部ばあちゃんの文字だった。
相変わらずな達筆。
しかも4ページにびっしりと。
元気ですか、元気でしょうね、だって帰ってこんのやもん、だって。
世界のニュースを見る度に、私のことが心配になる
親子で決めたことやろうけど、早く帰ってきてほしいって。
ばあちゃんは運転が好きで、愛車の軽トラに乗って、2人でよく買い物に出掛けたものでした。
昔はくねくねの山道を本当によく飛ばしてたから、それを私はジェットコースターみたいだと、とても喜んでいました。
その時見た景色がとても綺麗だったのを、今でも忘れられません、のところで
涙腺が崩壊してしまいました。
じいちゃんのことも書いてあって、
写真の前で毎日のことを報告してるんだよ
笑わないでね、だって。
相変わらずなのに、
やっぱり私も歳を取った分
ばあちゃんも歳を取っているんだなって
私しっかりしないと。
最後、唯一の英語に笑ってしまったけどね。
使い方完璧なんやもん(笑)
ばあちゃん、ありがとう!