#093 卒業式を終えて
今日のことを、書き留めておきたいと思う。
今日は1年生から3年間持ち上がりで担任をしてきた生徒の卒業式だった。
前日まで、最後の学活の内容や、3年間の思い出をまとめたスライドの微調整など
準備に追われていたが、
最後の最後の、教師からの説話で
何を話したらいいのか、何を話したいかがまとまらず、
当日の朝になっても、卒業式が終わっても、
何を言えば彼らへの感謝の気持ちが伝えられるかわからなかった。
最後なんとか振り絞って話した話は、
「感謝の気持ちがもてるのは成長した証」ということと、
「This is the last day when we start a new day.(終わりは始まり)」ということ。
自分の話には納得いかなかったけれど、話し終えたとき、
急に学級委員の「お~い、ちょっとまったあ!」が入り、
「私たちから先生へサプライズがあります」と
レミオロメンの3月9日を歌ってくれた。
私も知っている歌だから、と一緒に歌ったけれど、
まあ、その学級委員が泣くわ泣くわ(笑)
それにつられてみんなも泣くわ、
私はそれがあまりにもかわいすぎて、
泣くというより微笑んでしまった。
あまり感情を出さないある男子も実はこっそり泣いていたらしく、
それは正直うれしかったけど。
この曲が、思い出の曲となった。
そのあと、よく世話の焼いた男子3人組から、
メッセージをもらって、
これまたなかなか自分の思いを文章にするのが苦手な3人が、
立派に感謝の気持ちを書き上げてくれて
とってもうれしかった。
卒業式が、こんなにもうれしい一日なんだと、今日初めて知った。
何回もこれでいいのかと、自問自答し続けた3年間だったが、
これが正解だったと言い切るつもりもないが、
一生懸命した分の、私の思いはしっかり伝わっていたんだなと
今日確信できた。
もらった手紙はこれから、何回も読み返すだろう。
本当にありがとう。
私に必要なのは、ぶれない自信だ。